住宅ローン返済額の違い

住宅ローンの返済額は地域によって違いがあるようです。「全国消費実態調査」をご存じだろうか。これは、夫婦2人、またはそれ以上の世帯で返済をしている場合の、支出や収入を統計局が出した統計だ。この統計をもとに、一般家庭の返済額を比べてみると、住宅ローンの毎月の平均額は、毎月約74000円となっています。これよりも多く毎月返済をしているのが、東京や、京都、大阪、神奈川、千葉などがあります。

年収による返済額と負担額

毎月の平均で返済額が多いのは、年収別にみてみると、年収300~400万円のかたのようです。だいたい年収350万円程度の世帯が、毎月の返済額が6万円を超えないようにしているのに対し、年収300~400万円の世帯は、月で平均約71000円、年収400~450万円の世帯に関しては約7200円の返済額となっています。なんと年収450~600万円の世帯に関しては7万円を超えないという結果になっています。そして返済額が10万円を超えるのは、収入が2000万円以上の世帯です。

また、返済負担率は、年収が少なければ少ない程多くなっているのが現状です。年収200万円以下から250万円世帯が一番返済負担率が高く30~40%となっています。そこからだんだんと減り、年収800~900万円の世帯に関していったら、9~10%という結果です。

この結果を見てみると、年収が少なければ少ないほど、返済負担率が高くなり、毎月の返済している額が一番多かった、年収400~500万年の世帯は決して無理のある返済になっていないこと、そして、高収入だからといって、ローンの返済金額が他と比べて多くなることも無いというのが見て取れる。

世帯主の年と、返済額の差

世帯主の年で見てみると、30歳未満だと約65000円、30から50歳未満だと約75000円、50歳から60歳だと約70000円という結果だ。40歳を超えたころから返済の金額を多くしている人が多いようだ。また、30歳になる前に住宅ローンを組むという人は少ない。

住宅ローンは大変長いローンです。いつ始めるのか、どのくらい毎月返すのか、自分の収入や未来のことを考えたうえでじっくりと決めていただきたい。