預金連動型住宅ローンとは

預金額に応じて金利が変化する住宅ローンを預金連動型住宅ローンといいます。
アメリカ発祥の金融商品で、日本ではこの商品をはじめて導入したのは東京スター銀行です。
いまでは東京スター銀行のほかにもいくつかの銀行で同型の商品が提供されており、利用者から高評価の住宅ローンのひとつとなっています。
>>>【住宅ローン 比較】口コミ・体験談などの審査情報

預金連動型住宅ローンの利点は大きく次のようなものがあります。
・住宅ローンと同額の預金が可能であれば、金利は限りなくゼロに近くなる
・金利がほぼ0%となる場合であっても、住宅ローン減税を受けられる
・預金を増やすと繰上げ返済と同様の効果を得ることが可能
・普通預金は引き出しに制限はなくいつでも可能

いくつかの注意点もあげておきましょう。預金連動型住宅ローンはまとまった預金が可能な契約者を対象とした金利設定であるため、当初の金利が高く設定されている傾向にあります。
また金利変動のない長期固定型の住宅ローンが存在しないため、固定期間終了後に住宅ローン上昇の可能性があるということも留意しておきましょう。

以上の利点・注意点を考慮すると、預金連動型住宅ローンは資金に余裕があり十年程度の短期間で住宅ローンを完済したいとお考えの方にとって大きなメリットのある商品であるといえるでしょう。
住宅購入前にまとまった自己資金を準備できる方はもちろん、住宅購入後に余剰資金を貯めることができたという方にも魅力的な選択肢です。


次の記事(住宅ローンの変動金利)へ