住宅ローンの繰上げ返済

住宅ローンを30年で組んだからといって、必ず30年かけて返済しなければならないわけではありません。住宅ローンの借入期間は長期になるほど、借入金額に対しての利息が発生し返済総額が高額になります。ぜひ利用したいのが、返済期間を短縮できる住宅ローンの繰上げ返済制度です。
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繰上げ制度とは、一定以上のまとまった額であれば、月々の返済とは別途で住宅ローンの返済にあてることができるという制度です。この繰上げ返済を利用することで、借入の元金を返済していけば、その元金にかかる金利を払う必要がなくなります。繰上げ返済は可能な限り早期に行うとより効果的といえます。
繰上げ返済の種類は以下のふたつがあります。
1.期間短縮型 返済額の一部を一括で支払い、返済期間を短縮する。毎月の返済額に変化はないものの、返済期間が短縮されることで金利が軽減され総返済を減額可能。
2.返済額軽微型 返済額の元金の一部を返済し、毎月の返済額を減らす。返済期間には変化がなく、目前の支払額を減額することが可能。
どちらの方法でも総返済額の減額には繋がりますが、毎月の返済額は変化せず返済期間を短縮する期間短縮型はより多くの減額が可能です。返済軽微型も月々の支払額を軽減したい方にとっては大きな利点のある方法です。

いずれにしても、繰上げ返済が住宅ローンの総返済額を減額可能な制度ということに変わりはありません。まとまったお金が入るボーナスの時期などは繰上げ返済も検討してみましょう。
住宅ローンには、繰上げ返済に所定の手数料がかかるローンもあります。繰上げ返済をお考えの場合は、借入前に繰上げ返済がしやすいローンかも十分確認しておきましょう。


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